ネガティブ思考の歩き方。

ネガティブ、マイナス思考・・・周りからそう言われて悩んでいる人っていますよね?僕もその一人。でも、ネガティブがそんなに悪いことなのか・・・たぶんそのおかげでうまくいっていることも多いはず。そんなネガティブ思考を前向きに考えるブログです。日常の出来事を中心に今更変われないネガティブ思考で前向きに考えます!

不登校の原因と対処方法とは・・・ある親からの相談にて。

おはようございます!

 

一気に涼しくなったような気がしますが、今週はずっと雨みたいなのでちょっとブルーなネガラーEZです。

 

ネガティブを自負しているわたくしですが、実際にうつ病になって治療していた時の詳しい話は親しい人にしかしていません。何故かというと、うつ病に関してはやはりどこかで、「怠けてるだけだろう」的な発想が根強く残っているからです。

 

そんな中で、この人は一定の理解を示してくれるという信頼関係のある人のみ、その当時の話を打ち明けてきました。

 

先日、そんな一人である高校時代の先輩から相談がありました。

どうやら息子さんが高校入学と同時に不登校になったらしい。根本的な原因は先生の高圧的な指導にあるようですが、もしかすると別の要因も重なっているかもしれないとのこと。

しかし、中学校時代の友人や今の高校の同級生とは特に関係性が悪いわけではなく、家に来てテレビゲームで盛り上がったりしているそうです。

 

先輩は以前、僕がうつ病になって仕事に行けなくなり、通院服薬治療をしていたことを思い出し、どういう対処をすればいいかと意見を求めてきたというわけです。

 

まず、僕のような大人がなる場合と、高校生がなる場合とでは大きな差があると考えています。それは「自我」、所謂アイデンティティが確立しているかどうか、という問題です。僕のようなある程度の社会経験、人間関係を経たものは、自分の自我を持っています。そこに向き合い、どう対処するかで克服する道が拓けることがあります。しかし高校生はまだそこまでの向き合い方ができるわけではありません。そこで大切になってくるのは周りの大人の関わり方です。

 

今回の息子さんは、おそらく「うつ」という状態ではないかと思われます。あくまでも想像ですが、発想としてはあの先生に会いたくないという単純な理由での登校拒否にすぎない。でも、無理に頑張らせて登校させるべきかというと、そうではありません。もし、無理やり引っ張って登校させたとしてもこれが逆効果になり、本当のうつ状態へのトリガーになる可能性も大きい。

 

親としては、なんでそんなことぐらいで・・・となるかも知れませんが、一度うつになったり学校や会社に行けなくなったものから言わせると「そんなこと」ではないんだということです。そこに至る背景が必ず存在し、それは自分でうまく説明できないこともある。

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「行けない」というのは一つのサインです。このサインをしっかり受け止め対応することが必要なんです。

 

今、息子さんは心療内科などへの受信を拒否しているそうです。自分はそんなんじゃない、というのがその理由です。ここに大人との違いが出ています。

 

確立した自我と向き合い、冷静に判断すればおそらく受診して何らかの診断を貰った方が楽になることが多いんですが、自我の弱い高校生などは「自分はみんなと同じ。違うはずがない」という認識が強く、周りと違う行動はしたくないと考えます。

 

ではどうするべきなのか。

 

これは非常にもどかしいですが、静観するしかないでしょう。今は。静観しつつ、一方でできる限り友人などとの交流は続けさせるべきです。期間は決めずに。

 

これは親にとってはかなりしんどいかもしれませんが、高校時代の1,2年の寄り道は将来のキャリアにさほど影響はありません。

 

「信じて待つ」ということが親子間に信頼関係を産むこともあります。そうなると、自然と自分から動き出す可能性も多い。いや、そうするのが一番いいのかもしれません。

「自分から動く」までの環境を整えてあげることが、親の役目なのかも知れません。

そして自ら動き出した場合の選択肢をいくつか用意することが重要です。

 

しかしこれには正解はありません。

 

僕は僕なりの経験をお伝えし、何かお役に立てることをするまでです。

そう、どん底の精神状態を経験し、一応復活してきたものとして。

 

では。。。