キャリアコンサルタントのセオリーなんて・・・!
おはようございます。
今日は比較的涼しい感じもしますが、天候が不安定ですね。。。まだこのあたりは雨が降ってないですが、いつ振り出してもおかしくない感じです。
今日、午後から求職者に同行してある企業様へ訪問させて頂く予定です。面接ではなく、求職者の希望でこちらの企業様の具体的な仕事内容等をご説明頂く「会社訪問」という形でお伺いします。まぁよくわからないまま面接を受けて、なんとなく内定して就職するより、直接企業様と接して話を聴いてから面接に進む方がいいということです。
僕は一応、「キャリアコンサルタント」という資格を持っていまして、基本的にはフリーランスで活動をしています。今はメイン業務としてある人材紹介会社(個人経営の小さい会社です)と業務委託契約をし、転職エージェントとして今日みたいに求職者の転職支援をしています。といっても毎日この仕事があるわけではありません。求職者はすべて口コミで紹介を受けているので何百人と登録者がいるわけではないし、求人企業も同じような感じなので頻繁に引き合わせているわけではないからです。
一方で、企業内でのキャリアコンサルティングも一部やっています。これについてはまたいずれ書かせて頂きます。
僕らは転職支援でのキャリアコンサルティングを結構時間をかけてやっていますが、たぶん僕のキャリアコンサルティングはセオリーを逸脱しているそれになっていると自負しています(;'∀')
キャリアコンサルティングやキャリアカウンセリングというのは、相手の言っていることをほぼ全力で受け止めます。否定はしません。すべてを受容し、相手を安心させます。
でも僕はそうはしません。相手が間違った認識を持っていると僕が判断したら、きちんと否定します。否定した上で、必要な認識を理解してもらいます。これは僕がこれまでに数百人の社会人とキャリア面談してきた経験を元に話をしています。
たまに僕は怒ることもあります。あまりに甘い考えを言う人に対してはしっかり怒ります。
例えば以前、「やりたいことがないから、とりあえずこの会社を受けます。入って何か見つかればまた転職します」という人が実際にいたんですね。
これ、キャリアカウンセリングのマニュアルで行けば、「そうなんですねぇ、やりたいことがないんですかぁ。それでとりあえず受けるんですねぇ。またそれからやりたいことが見つかれば転職できますよねー」みたいな感じになります。
受容、オウム返し、共感・・・これを使えばこうなります。
しかし僕は違います。
「何を言ってるんですか。甘い。そんな方には仕事は紹介できません。」と言いました。たぶん、これキャリアコンサルタントの実技試験なら不合格です(;^ω^)
でもどう思いますか?
マニュアル通りにやったら、おそらくこの人はずっとこういうことを繰り返していつまでもいい仕事の仕方なんで身につかないと思うんです。
僕らが今、目の前の求職者と対峙している意味を考えた時、この方が今後いい選択を自分でできるような方向に誘導する必要があるんですよね。相手の言うことをすべて受け止めていたらそんなことは不可能です。今、何が自分に足りないのか、何が問題になっているのかを気づかせることができるのがいいキャリアコンサルタントなんです。
多分、有資格者のほとんどがそこではなく、「話を聴いてあげてる自分」「相手を受け止めている自分」に酔っているだけなんです。相手のことを本気で考えていないからそうなるんですよ・・・
なぜそんな無責任満載のポジティブで相手に向き合えるのか。。。
僕なんかはネガラーなので、相手の今後が本気で心配になったりします。
まぁ・・・キャリアコンサルタント業界では僕は異端児なんで、この方針が認められることはありませんけどね(;'∀')
でもこれだけはいつも思っています。。。
キャリアコンサルタントのセオリーなんてクソくらえ!
では。。。