転職に間違ったポジティブ思考は要らない②~ネガポジバランス~
おはようございます!
バイクが直って嬉しいEZです。
今日は何を書こうかなぁ。。。と思っていたところ、今転職支援をしている方の面接結果が出たという連絡がありました。この方、前回書いた方と同じようなケースなので第二弾として書かせてもらいます(;^ω^)
まず、その面接ですが結果は「不採用」。
まぁこれは、実はある程度想定していた結果でした。
その理由を今日は述べたいと思います。
キーワードは「ネガポジバランス」です。
この方は現在、派遣であるサービス業に従事しています。もう7年近くその仕事をしているのですが、派遣のままでは将来的に不安だし、何より今の業種自体がかなり先行き不安な状況にあるんですね。いわゆる「間借り販売」とでも言いますか、ショッピングモールなんかに数人で来て水とかを売る人いますよね?あのイメージです。
その数人のリーダー的な役割で数人をまとめて仕事をしているそうなんですが、この方はそれを「管理職」だと思い込んでいるんです。なので自分はかなり管理能力が高く、転職もそれなりの立場でいけるはずだ、というプライドが非常に高い方なんですよね。
まぁ僕らからすると、労働市場的な判断をすればいくら管理職と言われてもそれは所詮「派遣」での話で、会社組織の中で正社員としてその立場にあるのとは全く評価が違います。
実際、何度か異業種ですが管理的な役割での求人に応募してますが、すべてアウト。書類選考で落ちたところからは、「これは管理職の経験とは言えない」とはっきり言われているんですよね。これはすでに本人にも伝えています。
それでもこの方はプライドが邪魔をして、未経験の仕事を一から時間をかけて覚えるという意識がほぼありません。その割に、数年後には「自分の知識や能力で稼ぎたい」と矛盾したことを口にしたりします。
そうです、「謙虚さ」がないんです。
今回、面接で不採用になった会社は、現在の業種の延長線上にあるいわば「経験者」としての応募でした。おそらく、普通に面接を受ければ不採用になる要素はありません。しかし結果は・・・
この結果を想定していた理由が「ネガポジバランス」なんです。
例えば軟式の少年野球でいくらホームランを連発しても、いきなり硬式での野球で同じようにホームランを連発することは難しいですよね。バットも違うし、相手投手の球種やスピードだって違う。そこにはそれなりの時間をかけて練習し、技術を身に付ける必要があります。その上で過去の実績がベースになり更に上のステージで活躍できるんだと思います。
この方はそこを勘違いしているんです。今のまぁまぁ緩い環境で管理職としてホームランを打っているつもりですが、それでどこに行っても同じようにホームランを打てるんだ、と思っているんです。もしかしたら実際は送りバントも満足に出来ていないのかもしれない。無意味にポジティブに自分の能力を過信するあまり、自分に今何が必要なのかを見失っているんです。
面接でかなり上から目線で自分の想いを主張したんだそうです。
何故、謙虚さを持てないのか。。。
勘違いしたらダメなんです。
ポジティブも行き過ぎれば単なる傲慢です。
要するにバランスです。ポジティブとネガティブは両輪で、どちらが強すぎても弱すぎてもダメ。でも今は「意識高い系」みたいなのが良しとされる時代だから、みんなあえてネガティブに考えるという意識がない。ネガティブは罪、ぐらいに思ってる。だから謙虚にその部分を考える思考がないんです。
自分を振り返る時、前向きな部分だけでは本来の自分は見えません。
自分のネガティブな部分を見つけ、理解してから前に進むんです。
そうすれば、行き過ぎた勘違いポジティブは防げます。
この方はおそらくまだそこに気づいていません。僕も何度もそういう話をしていますが、バランスが取れていないので理解ができてないんです。
今後、おそらく転職は苦労されると思います。
では。。。