土下座の屈辱。
おはようございます。
プロのネガラー、EZです。
昨日は僕がいかにしてネガラーになっていったのか、学生時代の経験を中心にお話しましたが、今日は社会人になってからの経験について振り返りたいと思います。
僕は大学を出て小さな介護機器販売会社へ就職しました。職種は営業です。
しかし、その会社は営業マンが4人ぐらいですでに固定ルートの営業担当先を皆さんお持ちで、新しく入った僕だけなんのルートもなく一から新規開拓しろ、という流れでした。先輩社員は誰かから引き継いだ営業先なのに、新人の僕は新規開拓。先輩が誰もやったことない新規開拓でした。
当然、そんなすぐに仕事が舞い込むわけもなく、毎日スケジュールを立てることも難しくなっていました。その会社は毎日その日の予定表を提出するという仕組みになっていたのですが、僕は営業先もないまま予定表に何を書けばいいかわからず、「新規営業」とだけ書いて出していました。
ちなみに現在では介護保険施行により、介護機器会社の営業先と言えば数多く存在する「ケアマネジャー」なので行くところはいくらでもありますが、この当時はまだ介護保険施行前で、営業先は行政でした。なので近隣の市役所を一通り回ればあとは行くとこなんてないんですよね。先輩たちは会社の所在地を含め、近隣の市町村を担当先として持っていたので尚更です。
しかし、その予定表を見た部長は、「お前、予定表出せ!」と言ってきました。
「予定表出せ!」「予定表出せ!」
この無能な部長は、新人に基本的な指導も何もせず、「予定表出せ!」しか言いませんでした。今なら完全なパワハラでしょうね(;^ω^)
しかしその仕打ちにも耐え、僕は少ないながら仕事をもらえるようになりました。
しかし、仕事をもらうために相手の言うことを聞きすぎたのか、僕は今でも忘れられない屈辱を味わうことになります。
詳細は省きますが、営業先の某病院の先生に「土下座」させられたのです。
それも受付に30人ほど人がいるところで。
要するに、「俺から情報が欲しければそこで土下座でもやってみろ」ということでした。
僕は僕の会社での状況を打破したいために、仕事を貰うためならなんでもやってやるという思いもあり、土下座をしてしまいました。
「ふん、ほんまにするんか」
これがその時のその先生の言葉。僕は情けなくなりました。
結局必要だった情報はその先生からではなく、先生に指示を貰った事務員さんからお聞きしました。一体、何のために・・・
学生時代、社会人時代・・・積み重ねた経験はその人を創り上げていきます。そこに極度の屈辱を何度も味わうと、勝手にネガティブになります。
何をやっていても、結果こうやって報われないんだろうという意識が先行します。
まぁこれも、ポジティブ人間からすれば、「自分が悪い」ということになるんでしょうけど、ネガラーはそんなことも十分わかって今を生きています。
僕は僕がそうだから、あえてネガラーで悩んでいる人に言います。
「それでいいじゃないですか。ネガティブで何が悪い?」
ではまた。