ネガティブ思考の歩き方。

ネガティブ、マイナス思考・・・周りからそう言われて悩んでいる人っていますよね?僕もその一人。でも、ネガティブがそんなに悪いことなのか・・・たぶんそのおかげでうまくいっていることも多いはず。そんなネガティブ思考を前向きに考えるブログです。日常の出来事を中心に今更変われないネガティブ思考で前向きに考えます!

嘘のポジティブよりほんとのネガティブがいいかもしれない・・・かも。

こんにちは。生粋のネガラー、EZです。

僕は良く昔から、「お前はネガティブだ」と言われ続けてきました。

 

「ネガティブ」という言葉の響きはこの世の中において非常にマイナスな
イメージで受け止められています。

しかし本当にそこまでマイナスなことなんでしょうか。。。

 

逆に僕なんかはポジティブすぎる人の方に違和感を感じたりします。
いわゆる「意識高い系」と言われる人たちに、です。

確かに、何かをやろうとしている時に、「よし、とにかくそれでやってみよう!」
みたいな感じで前向きに取り組んでいく姿勢は大切ですが、一方で、「いや、それで
本当にうまくいく?もう少し考えてからやろう」と言い出せば途端に、「君はネガティブだなぁ」という印象を持たれます。

 

以前、ある人にこう言われたことがあります。
あなたはすぐに物事に対してネガティブな反応をしますよね。なんでそんなにマイナスな思考でいるんですか?小さな子供を見てくださいよ。周りの大人にポジティブな雰囲気を振りまいてるでしょ?そして大人たちはみんな笑顔になる。そういうポジティブな思考でなんで受け止められないんですか??

 

この時、僕は色々自分の思考について考えました。
僕が物事に対してある意味ネガティブな反応から入ることは、これまでの経験に基づく
思考があるからです。まぁよく言えば「リスク回避優先」ということ。ポジティブで成功するのと、ネガティブで失敗する確率は・・・逆にポジティブで失敗し、ネガティブで成功する確率は・・・

たぶんあまり変わらないんじゃないかなぁ・・・

なのに世の中はポジティブな前向き思考を良しとする。

 

余談ですが、「僕はこの子供を見て・・・」というくだりにもどこか納得のいかないものを感じていました。子供=みんな好き、という構図を前提にしたこの話に、と言えばわかりやすいかな。確かに子供の無邪気な姿は微笑ましいですよ。見ていてほっこりすることも確か。しかし、僕は結婚して10年、子供は出来なかった。不妊治療も数年行い、数百万の費用を掛け、妻の苦しい姿を見て、そして泣く泣く治療を終了したという経験があります。

なので、楽しそうにしている子供とそれを微笑ましく見ている親子を見ると正直どこか素直に笑えない自分がいます。決して敵愾心があるわけではありません。

子供をあきらめた理由も、体外受精でおまけに高齢出産で産まれてくる子が障害を持っているリスクを聞いた時、無責任に僕らのエゴだけで子供を作ることがどうしてもできなかったからです。もちろん、僕らにその覚悟がなかったし、年齢的に先に死を迎える可能性が高い僕らが最後までその子の人生を支えれないかもしれない、とい想いからです。

 

少し話が逸れました。

何が言いたいのかというと、その物事だけ、その瞬間だけをみてすべてポジティブが正解、というわけではないということです。中にはネガティブな思考が正解の場合もある。もしかしたらそのポジティブ思考第一主義者に感化され、「嘘のポジティブ」を演じている人も多いかもしれない。


ちょっと想像してみてください。
あなたの周りにポジティブ人間ばかりがいて、なんでもかんでも「よし!やろう!!」と盛り上がる場面を・・・ちょっとしんどくないですか(;^ω^)

おそらく戦時中の日本ってそういう「嘘のポジティブ」が正当化され、ネガティブに戦争を回避しようとした人達を除外し、最悪の結果を招いたんだと僕は思っています。あ、これは中学の時の国語の先生が言ってた話ですが・・・

 

これは極端な例かもしれませんが、要するに大切なのはバランスなんだと思います。

ネガラー皆さん、だからそんなに自分を卑下しなでいいんだと思います。僕らのような思考の人間だって確実にこの世に必要なんです。

 

でも・・・その思考の出し方には少し気を付けましょうね(;^ω^)
考え方ひとつであなたのネガティブ思考もいい方向になるかもしれません。

 

ではまた次回。